こんにちは!
どうも、おたけです!!!!!
今回は本の紹介です。
今回紹介する本は ”もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」を読んだら” 通称もしドラです。
この本はもうすでに国内で知らない人はいないのではないかと思うほど有名な本です。
そんな本を紹介しようと思ったのかと言いますと、理由は二つあります。
一つ目は起業したい人には分かりやすい本だと思ったからです。
二つ目は野球を別方向から考えることができる本だと思ったからです。
それらの理由から今回この本を紹介しようと考えました。
もしドラとは、弱小野球部の女子マネージャーが、ドラッカー「マネジメント」を基に高校野球のマネジメントを始めて、甲子園出場を目指す物語です。
☆人の強みを生かして組織の成果につなげることこそマネジメントの醍醐味
この本には「マネジメント」というワードが多々使われております。これは最もシンプルでわかりやすく本質をついている説明は、「マネジメントとは、人の強みを生かして組織の成果につなげること」となります。例を出すと、会社にはマネージャーと呼ばれる人がいます。そのマネージャーは部下の強みを引き出して、部下個人の売上を上げさせようします。部下個人の売上を会社組織の成果へとつなげることがマネジメントの役割となります。
1.才能よりも真摯さが求められる
真摯さとは、”あえて”一言で言えば、「ひたむきに真剣に取り組む姿勢」のことです。ドラッカーはマネージャーの仕事は全て後天的に身に付けることができると言っています。しかし、唯一必要なものがあります。それが「真摯さ」です。真摯な人間は目標のためにひたむきに努力しようとします。会社に仕事ができる人だけを集めることは不可能です。ですが、凡人である彼らに期待してひたむきに向き合い続けることが大事なのです。その結果として、売上を上げることにつながります。これは野球チームでもそうで、どのチームも上手い選手もいればそうではない選手もいます。それぞれの個性を活かしたマネジメントを行えば強いチームになるとこの本では話しております
2.顧客
「もしドラ」において、高校野球の顧客は「高校野球に関わる全ての人々」と定義してあります。そこには野球部員、スタンドの観客、保護者、野球連盟の人々が含まれます。
皆さんの顧客は誰でしょうか?
サラリーマンであれば、得意先の担当者はもちろんのこと、上司もそうでしょう。学生でしたら保護者の方もそうです。ここを定義することにより自分の行動が変わってきます。彼らに自分を気に入ってもらうことが必要でしょう。上司が顧客なら、上司を気遣うことも必要でしょう。保護者の方なら良い成績を残して頑張っている姿を見せようとするでしょう。
このようにして自分の顧客を定義することにより、自分の行動が顧客の欲求を満たしているのかを考えることができます。
3.顧客が求めているのは何ぞや
ビジネスにおいてとても難しい問題です。
それは自社の製品ありきの提案をしてしまうことです。
マーケットインでなく、プロダクトアウトの発想をしてしまうこと。。。
例を出すなら、「服が好きだからアパレルを展開する」や「この服なら是帯に売れる」という発想です。これはどこが問題かというと自社の製品ありきの発想になっているとことです。これではそのビジネスが成功することは確率が下がってくるでしょう。
それはなぜだと思いますか?
ビジネスは人々の欲求や課題解決するべくして生まれたものです。人々の欲求を満たすことにより金銭的利益を得ることができます。そのため自分が売りたいものありきで考えてはいけないものです。顧客が求めているものを考えなくてはなりません。
徹底的なまでの顧客目線が必要です。ドラッカーは「自分が売りたいと思っているものを顧客が買っていることは稀である」と言っています。
「もしドラ」では、顧客が買いたいものは「感動」であると考えました。
あなたの顧客は何を求めているのかを一度考え直すことで、自分の行動が変わってくるかもしれません。
4.仕事に働きがいを与える
まず初めに、働きがいとはこの仕事をやってよかったと思わせることです。
誰もができる仕事量は正直限られています。
そんな中でマネジメントを行うものが働きがいを与えることにより成長を促進できるでしょう。
どうすれば良いのか?
働きがいを与えるには、仕事に責任を与えなくてはなりません。
単純な例ですが、要するに上司の役割は部下が自主的に行動するような仕組みを構築することなのです。
チームでいえば、走塁リーダー、守備リーダーなどの役職を与えてあげるのが一番早いのではないかと思います。
5.強みを活かす
働く人の多くは、凡人である。でも強い組織というのは、凡人が持つ強みを見極めてそこを伸ばそうとします。それぞれが強みを活かせる環境があればそれは結果として強い組織となります。打撃が苦手だけど足には自信がある。そんな選手ならばとにかく足の速さを活かせてあげるマネジメントを行う。そのようなことが重要となります。
イノベーションとは、古きを捨てて、新しきを取り入れること。
「もしドラ」では、「ノーバント・ノーボール作戦」と言って、送りバントやボール球を投げることをやめました。野球の野村元監督は「野球は27個のアウトを取るゲームである」と考えました。
野球に対する既存の考え方を変えることで、そのための戦略も変わってきます。27個のアウトを取るゲームと50本のヒットをするゲームでは全く異なります。
そのようにバントで進める、ボールでかわす。野球では当たり前だと思っていたことを一度取っ払てみることも大事だと考えさせられました。
7.どんどん失敗をしよう
だれでも失敗はします。失敗しない人はいないでしょう。
初めから上手くいく人はいないでしょう。
失敗を恐れて何も行動を起こさないと何も始まりません。
失敗して得られるものが多いです。
三振してしまったり、エラーをしてしまったり、ミスをするときには何らかの要因があります。
それは実際にミスをしないと分かりません。
そのためミスを恐れず挑戦してみましょう。
大事なところでミスをする前にどんどん失敗しましょう。
8.さいごに
今回はもしドラについて話してきました。
これは野球というよりはマネジメント、経営者を目指すものに向いている本です。
しかし考え方など、いろいろなものを学べる本となっていて、今まで苦手だと思っていて自分は必要な選手ではないと思っていた人でも、長所を活かすことにより必要な選手となることがあります。
皆さんも必要な選手になれるように自分自身を見つめなおしてみましょう。
次回も読んでいただけると幸いです。